癒しのペットと暮らしたい~ペット可の現状
あっという間にクリスマスも終わり、いよいよ2017年の終わりも迫ってきました。
今年のクリスマスは日曜日だったこともあり、ゆっくり過ごせて良いクリスマスだったのではないでしょうか。
ただ、オフィス街にあるコンビニでは、クリスマスイブが日曜日に重なることにより、ケーキやらチキンやらを売りさばく日にちが例年に比べて1日少ないため、非常に苦しんだとか。
季節ものの営業は本当に大変ですね・・・。
さて、今年最後のブログ更新です。
お題はペットと暮らすことについてです。
昔のように「動物を飼う」という感覚ではなく、ペットは今や、家族の一員です。
もちろん、そのような思いをしっかり汲んだ物件も出てきました。
それが「ペット共生型」の物件です。
1.ペット共生型とペット可物件の違い
「ペット共生型」は、まだまだなじみのない言葉かもしれません。
ペット共生型物件とはペットと共に暮らすことを前提として設計された物件のことです。
次の2点が「ペット可」や「ペット相談可」の物件と異なります。
- ペットを飼育する人しか入居しない
- 共用部、居室にペットのための設備がある
ペット可・相談可の物件は、飼育しない人でも入居することができますが、ペット共生型は飼育する人のための物件です。
この違いはペットを飼っている人にとってはとても重要です。
みんながペットを飼っているのであれば、飼っていない人のために特別な配慮をしなくても良いという意識が働き、とても気が楽になります(配慮しなくていいわけではないです。)。
また、入居者同士のつながりを深められるのも特徴の一つです。
物件によってはオーナーや管理会社が犬のしつけ教室やドッグサロンなどのイベントを開催しているところもあるそうです。
ペットを飼育する人たちにとっては、安心・安全・快適に暮らすことができるのが魅力でしょう。
2.ペットのための設備とは
ペット共生型物件の最大の魅力は「ペットのための設備がある」ことです。
物件によっても異なりますが、次のような設備・施設があります。
①ドッグラン
敷地内に自由に走り回れるスペースを設けている場合があります。
ドッグランがあることにより、飼い主同士の交流が図れるのも魅力です。
②足洗い場
散歩帰りに足を洗う共用スペースを設けている場合があります。
お部屋に入る前に汚れや雑菌を落とせるのがいいですよね。
③リードフック
ペットをつないでおくためのフックです。
最近ではコンビニなどでも見かけるようになりましたね。
④ペット用の室内扉
室内にペットが自由に部屋を行き来できるように、ペット用の小さなくぐり扉を設けている物件があります。
⑤ペット対応のクロス・フローリング
傷つきにくい、汚れにくい材質のクロスやフローリングが利用されている物件もあります。
⑥ペット用トイレを置くスペース
ペットを飼育している方々の悩みの種の一つだと思いますが、ペット共生型では生活スペースを邪魔しない位置に、ペット用トイレを置くためのスペースが設けられている場合があります。
この他に、玄関から飛び出さないようにもう一つの扉が設置されていたりと、ペット飼育上問題になりやすい部分に配慮されていたりします。
3.物件の相場はいかほど?
こだわりが深いのがへーベルROOMSのペット共生型賃貸物件です。
コンセプトがしっかりしているので、ペットを飼育している方々にとっては、かゆいところに手が届くといったところでしょうか。
お家賃は通常のペット可物件に比べると若干高い印象です。
間取りは1Kからありますので、一人暮らしでもペット共生型の利用は可能です。
ペット可・ペット相談可は、空室を埋めるために条件を緩和した物件もみられます。
オーナーや管理会社が思ったほど協力的でなく、入居してから細かい注意を色々とされたりするなど、嫌な思いをする物件もあったりしますが、ペット共生型なら安心です。
ただし、通常のアパートやマンションに比べると設備投資に費用が掛かりますので、今後も爆発的に増えることはないでしょう。
ペット飼いの方々は空きがでたらすぐチェックできるようにしておくと良いでしょうね。