東京一人暮らし賃貸研究ブログ

東京都下で不動産賃貸仲介してます。主に賃貸生活、お部屋探しのことをまとめていきます。ご質問もお待ちしております。お気軽にどうぞ♪

ペット不可の賃貸アパートでペット飼ったらどうなっちゃうの~?

「激レアさんを連れてきた」って番組ご存知でしょうか。

 

www.tv-asahi.co.jp

 

激レアな体験をした人を連れてきて、その状況をアナウンサーの弘中ちゃんが説明してくれる(?)番組です。

その説明方法も、広中ちゃんお手製の工作などが出てきたりと、何かと色々な愉しみ方がある番組ですが、その激レア体験が何といっても想像の斜め上を行っており、凄い。

 

・13歳で家を飛び出したら、そのまま飛び出しっぱなしで43年間も行方不明だった人。

・ふつうの布団職人なのに独学でめちゃくちゃ速い走り方を開発し、オリンピック選手を育てた人

・雪崩に巻き込まれて子ども4人と一緒に車ごと埋もれ58時間閉じ込められたが、見事生還した美人女将

・有名なコンクールで優勝しヨーロッパの貴族たちの前で演奏を行っていた世界的バイオリニストだけど、居酒屋『鳥貴族』を貴族が集まるサロンと勘違いして面接を受けてしまい、そのままバイトして鶏肉を仕込んでいた人。

 

などなど。

世の中って、いろんな生き方をしていいんだ・・・と思う、稀有な番組です。

ご存知ない方は、(東京の場合)月曜夜23:15分 テレビ朝日でやっていますので、ぜひ見てみてください!

 

あっ、ちなみに私はテレビ朝日の回し者でも何でもありません。。。

 

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■仔猫は神である。。。

 

 

自然と毎週火曜日にこのブログを更新することになっていますが、今回はペット問題について。

ペット不可の物件でペット飼っちゃう人って結構多いんですよね。

 

ばれないからOK!( ー`дー´)キリッ

 

って、言う人もいらっしゃいますが、退去する時に絶対ばれます。

特に不動産会社の中でも管理業務を主体にされている方は、退去時立ち合いなどで部屋に入った瞬間、あっ、これペット飼ってたな・・・というのが、ちょっとした臭い、部屋の雰囲気で分かります。

 

借主は、ずっと当たり前のように生活していたからわからないことが、業者はすぐわかっちゃうんですよね。

当然、契約条項違反ですので、搾り取る業者は原状回復費用をしっかり・がっつり借主に請求してきます。

 

では、入居しているときにばれちゃったりしたらどうなるのでしょう。

 

1.ペットを手放すように催告される

比較的優しい貸主さん、不動産会社さんの場合、まずは注意喚起されます。

そもそも、ペットの飼育可否は賃貸物件の契約条件の中でも、重要な項目の一つです。

 
貸主(オーナー)側では、鳴き声や走り回るなどによる音の問題、ひっかく、爪とぎなどによる物件の損傷の問題、スプレーやおしっこなどによる臭いの問題など、賃貸物件の価値を下げてしまわないように、入居の際に、契約で飼育しないことを借主と確約しあうわけです。

 
鳴き声の問題は特に近隣住民に迷惑を掛けますので、近隣からのクレームは管理会社にすぐ伝わっちゃいます。

 
ちなみに、犬よりも鳴き声が小さい猫であっても夜など意外に音が響きますし、仔猫が親を呼ぶ声やえさを求める声、発情期の鳴き声は、壁を隔ててもよく聞こえたりしますよ。

 

2.退去勧告される

強いクレームを受けたり、貸主さんや管理会社が強硬に出る場合は退去勧告がなされます。特に、物件に強い思い入れがある貸主さんだった場合や、空室がでてもすぐ埋まる物件などは、管理会社も借主さんに対して強く出てくることが考えられます。

 

そもそも、アパートの他の住民との兼ね合いもあって、元々ペット不可の物件を、後からペット可にすることは、ほぼありません(もちろん可能性はゼロではありません)。

 
手放すことを拒否すれば、当然契約義務違反になりますので、「契約を守れないなら退去してもらうしかありませんね」と、出ていくように言われちゃいます。


ただし、貸主側も強制的に即退去させることはできませんので、管理会社を通して、じわりじわりと退去についての話し合いを行っていくか、もめれば裁判沙汰になります。

 

3.退去費用の清算が大変。。。

大半のペット可の物件は、通常の敷金にプラス1か月分上乗せすることと、その上乗せ分の敷金は退去時償却(しょうきゃく)と言って、借主側には返さないことを前提に契約を締結することが多いです。

 
この費用は、通常の退去時の原状回復費用の他の、ペットのにおいを消す、柱や床の傷を直すなどの、特別なクリーニング代などに費やされます。

ペットの臭いを消すのには意外に大掛かりな清掃が必要だったりします。

 
契約条文や物件、管理会社や貸主側の対応にもよりますが、ペット不可の物件でペットを飼育していた場合は、敷金以上の原状回復費用が請求されることは覚悟しておく必要があります。

 
なお、悪質だと判断された場合は、裁判沙汰となり貸主側から損害賠償請求の訴えを起こされる可能性もゼロではありません。

 

管理業者もここぞとばかりに、多額の費用を請求してくることも考えられますので注意が必要です。

 

4.まとめ

結局、ペット不可の物件でペットを飼育し始めることは、どんな理由があってもやらない方が得策です。のっぴきならない事情(どんな事例があるかわかりませんが。。。)がある場合には、無断で飼育する前に、まずは管理会社へ連絡しましょう。

 

ひょっとして、万が一に、場合によっては、契約変更により、対応していただける貸主さんもいるかもしれません。

どうしても自分で飼育する必要がある場合は、ペット飼育可能な賃貸物件へ引っ越すことが後々苦しまなくてすみます。

 

 ペット可の物件は限られていますが、ゼロではありませんからね。