「申込日」と「契約日」の違い
大相撲は子どもの頃からよく見ていて、特に千代の富士がお気に入りでした。
小さな体で巨大な小錦(巨大なのに小錦。。。)を投げつけるその姿に感動して、千代の富士ウォッチャーとなっていました。
彼の相撲の取り組みも大好きで、千代の富士の跡を継ぐ大横綱としての実績は周知のとおりです。
でも、彼はその家庭環境の複雑さから、洗脳疑惑やら親子・兄弟間の確執やらワイドショー的なお話が常にちらつき、かわいそうだと思っていましたが。。。でも、どうしちゃったんでしょうね。
一人暮らしブログとは全く関係ない話から始まり恐縮ですが、今日は契約のお話です。
初めて一人暮らしをされる方にはなかなかわかりずらい話ですが、「お部屋を申し込む」ことと「お部屋を契約する」ことは、イコールではないのです。
1.申込日と契約日
条件・物件とも申し分ないお部屋を見つけて、「入居します!」と宣言しても、すぐに自分の部屋として契約することはできません。
「入居審査」という貸主(オーナー)側の審査を受ける必要があり、この審査を通過して初めて、借主としてお部屋の契約をすることができます。
何を審査しているかと申しますと「この借主と契約をしても問題が発生しないかどうか」を確認しているわけです。
審査の内容はおおむね次の点を確認しています。
・家賃の支払い能力
・身なりや人柄
・物件との相性
「お部屋を申し込む」とは、借主側が「借りたい」という意思表示をすることです。
入居審査を経て、貸主側が「貸すよ」と意思表示をすることで、初めてお部屋の契約というステップに進むわけですね。
入居審査は早くて即日、遅くとも1週間程度で結果が判明します。
こういったわけで、「申込日」=「借りたいと意思表示した日」、「契約日」=「貸主、借主双方が条件に合意した日」という事になります。
2.賃料が発生する日は
では、賃料が発生する日はいつになるのでしょうか。
がちがちの原則論を申しますと、双方が条件に合意した日つまり「契約日」が賃料発生日と考えられますが、契約書を取り交わす際に特約を加えることで実情に応じて変更できます。
お部屋探しの基本的な流れは、
①契約を取り交わしてお部屋を確保
②引っ越し業者を手配
③引っ越し日を確定
④鍵の受け取り方法、受け取り日を確定
⑤新居へ入居する日を確定する流れになるかと思います。
現実的には④の鍵を受け取り日、つまり、実態上入居することが可能になる日を賃料発生日とすることが多く、契約書を作成する段階で不動産屋さんを通じて貸主側と調整することになります。
ちなみに、入居予定日をいつまで遅らせることができるかは、物件によっても温度差があり、貸主側で「契約日から〇日以内」と設定していることが多いです。
契約してから1か月以上たっても賃料が発生しない状況では、今度は貸主側が困ってしまいますから。
3.まとめ
簡単にまとめておくと次のとおりです。
申込日:お部屋を借りたいと宣言した日=入居審査を申し込んだ日
契約日:借主、貸主で契約条件に合意した日=契約書を取り交わした日
賃料発生日:新居の鍵を受け取る日
※実情に応じていつから賃料を発生させるかは契約書に盛り込む
こんな感じになります。
夢中で頑張る君にエールを
会社のブログは肩肘張って書かなければいけないのでとても疲れるのですが、はてなブログは気楽に書けばいいんだということが、ようやく分かってきて楽しくなってきました(*´ω`)
ということで、今回は表題のとおりレオパレス物件について思う所を書いてみます。
レオパレスといえば、広瀬すずの「恋するレオパレス」でおなじみのCM。
広瀬すずファンの私は、危うくレオパレスに引っ越してしまおうかと思ったくらいです。。。(-_-;)モリスギマシタ
CMも良いですがホームページも広瀬すずのドアップが表示されますので、笑顔になりたい方はぜひッ!
1.レオパレスの評判の真偽
レオパレスのお部屋の評判は、Googleさんで検索してみると真偽が定かではない有象無象の話がわんさか出てきます。
まぁ、なんと評判の宜しくないことでしょう。
借主側の評判もありますが、貸し手側いわゆるオーナー側にとっても評判が宜しくないようで。。。
こういったダークなイメージが借り手側の心象を悪くしているようにも思います。
借り手側の評判として特に多い内容は「壁が薄くて隣や上階の音がよく聞こえる」というものです。
「レオパレス」とGoogleに入力すると自動的に「レオパレス 壁」と表示されたりもしたり。
レオパレスに限らず賃貸アパートはどうしても建築費を抑えなければならないという宿命にありますので、防音対策を入念にとることは基本的には難しいとお考えください。
ちなみに、この防音対策というのは中規模のオフィスビルでもなかなか苦しめられる事項でして、完全防音の賃貸ビルというのはなかなかどうして難しいのです。
話がそれましたが、個人的にレオパレス物件で生活したことはありませんので、事実談としてお話できないくせにと思われるかもしれませんが、「レオパレス物件=壁が薄い=隣の音がうるさい」という図式は、真偽定かではない話がネット上で面白半分に拡散されて作られてしまったイメージが大半かと思っています。
ただし、隣室の音が聞こえやすいというのはある意味事実なのではないかとも思っています。これは、レオパレスに限らず木造アパートや軽量鉄骨の賃貸アパートはどうしても音が響いてしまうため、隣室の比較的大きな音(目覚まし時計やテレビの音など)は、特に聞こえやすいことがあるからです。
問題は音の響きがどの程度なのかということですが、建てられてから年数の経っていない物件についてはさほど意識する必要はないものと思われます。
最近のレオパレス物件は、こういったネット上の悪評に対する対応からか、建物の性能もしっかりしているように感じています。
実際にレオパレス物件を見学されてみても、普通の賃貸アパートと何ら遜色ないと感じられると思います。
むしろ、設備の充実度合いに驚かれるのではないでしょうか。
2.レオパレス物件の魅力とは
レオパレス物件が家具家電付きであることは皆さんよくご存じかと思います。
この家具家電付きは、単身赴任で家族と離れて生活する社会人の皆様にとっては大きなメリットとなります。
TV、冷蔵庫、洗濯機などは家電製品の中でも比較的高価な部類になりますし、何より購入するのに手間がかかる。。。
また、単身赴任の方の場合、何年かして家族の元に戻る際に、これらの購入した家電製品の扱いに困るわけです。
今は、家電リサイクル法により、処分するにも費用がかかります。
であれば、あらかじめ家具家電付きの物件を借りておけば、初期費用は抑えられますし、処分する必要もありません。
家族の元を離れて一人暮らしをする大学生もしかりです。
更に徹底しているのはお風呂とトイレが別であること。
これは、本当に徹底されていて、出回っているレオパレス物件のほぼすべてがバス・トイレ別の物件です。
そんなわけで私個人の見解としては、レオパレス社の真意は賃貸ニーズを反映したお部屋を提供することにあると感じており、いきなり拒否反応をとらなくても良いのではと思っているわけです。
地域にもよるのかもしれませんが、東京都下のレオパレス物件には、温水洗浄便座・浴室乾燥機・TVインターホン・防犯カメラなどのニーズの高い設備がそろっていることが多いです。
昨今話題にあがることの多い宅配ボックスも着々と設置された物件が増えていますし、セキュリティ対策として不審者の侵入を防ぐためのセキュリティゲートを備えた物件も増えています(効果があるかは別として)。
ニーズをとらえた物件の提供というスタンスがあるからこそ、このような設備の充実が素早く行われているのではないかと思っています。
3.条件面でもニーズをとらえようとしている?
契約条件でも入居してもらいやすい環境を整えているなと感じることがあります。
レオパレス物件の場合、ほぼ敷金0円の物件が大半で、物件によっては敷金礼金0円のものもあります。
最近では、空室対策として敷金や礼金を0円とする物件も増えているのは確かですが、これが徹底されているように思います。
家具家電付きで契約時の初期費用が抑えられれば、引っ越し当初の大部分の出費を抑えることができます。
また、契約の更新時に発生する契約更新料も1か月分より少ない金額に設定していたりします。
借り手側としては、入居しやすく、永く入居しても他の物件に比べてコストが抑えられるというメリットがあります。
4.結局のところは
レオパレスの回し者のようにメリットを連ねましたが、いきなり拒絶反応を示さなくても良いのでは?というだけで、積極的におすすめしているわけではありません。
月々の家賃は周囲の家賃相場に比べて若干高く感じますし、管理費も高い傾向にあります。
トータルで抑えられるからといって、毎月のバイト代がシビアに家計に響く学生さんにとっては、トータルも大切だけど固定費も重要になるはずです。
回りくどくなりましたが、立地や家賃などの基本条件からお部屋を検討する中で、レオパレス物件も即外さなくても良いのでは~?ということが言いたかったのです。
もし、実際にレオパレス物件で生活している方がこのブログを見てくださっていたら、後学のためにも色々とお話を聞かせていただきたいです。
よろしくお願いいたします。
駅近くは本当に良いのか?でもやっぱり良い。
どんな物件が良いですか?と聞くと条件反射的に「駅近く」と答える人は私だけではないでしょう。
私の住まいは、今は「駅近」と言われる部類で暮らしていますが、その昔は徒歩20分くらいかかる場所でした。
往復で40分。
歩くのが好きと公言していたので、特に気にしないふりをしていましたが、駅近という甘い汁を吸ってしまったため、二度とあの時代には戻りたくないと思っています。
1.駅近くは何が便利なのか
駅近くという表現には、法律上の明確な定義(駅から〇分まで等)などは無論ありません。
住宅購入に関するニーズ調査などでは、駅から徒歩5分圏内までの物件に対しニーズが高い傾向にありますので、徒歩5分までが駅近くとしている風潮があります。
実際、駅から徒歩5分前後くらいであれば、歩いていてもさほど苦痛を感じず家までたどり着けますので、皆さんもある程度納得されるのではないでしょうか。
では、駅近くのメリットをまとめておきましょう。
①通勤・通学が楽
⇒朝もゆっくり家で準備ができる。これ大切。
②夜道が明るい
⇒駅周辺は街灯が多く、夜道も明るいので比較的安全。コンビニも近いし何かあった時駆け込みやすいです。
③商業施設が充実
⇒駅前には商業ビルや大型スーパー、家電量販店などが集まっていることが多く、大きな買い物をしやすい。
④飲食店が集まっている
⇒外食するのに便利なお店が集まっており、ファミリーのみならず、一人暮らしの外食中心の生活をしている人もレパートリーが多く、お店の偏りが少なくなります。
⑤生活環境が整っている。
⇒市役所や郵便局、銀行など市民生活をする上で必要な店舗が集まっている。
⑥ 電車の運転中止・遅延に対応しやすい
⇒東京では特に多い電車の遅延。平気で数時間止まることもあります。そんな時、駅近くであれば、一旦家に帰って時間をつぶすこともできます。
これだけ便利な駅近物件。
家賃などの条件が見合えば、絶対におすすめなのですが、注意しておくべきことも何点かあります。
2.隠れたデメリットも晒してみる
駅近くの物件と駅から離れた物件とを比較したとき、間取りや広さ、設備などが同じ条件であれば、駅近くの物件の方がやはり家賃は高くなる傾向にあります。勿論それは、ニーズが高いからです。
家賃が高くなるという事以外に、次のようなデメリットが隠れているので注意が必要です。
1.音の問題
・線路に近いため電車が移動する際の音や警笛などが響く可能性があります。
・商業施設が多いと夜遅くまで人の声が響くことがあります。特に居酒屋などお酒が絡むお店が多い場合、深夜でも大声が聞こえる場合があります。
・駅周辺の交通量が多い場合、車の音が朝早くから夜遅くまで聞こえる可能性があります。
2.防犯、セキュリティの問題
・見知らぬ人の通行が多く、駅までの道沿いにお部屋がある場合、日中から深夜まで人通りが絶えないこともあります。バルコニーが道路側にある場合、覗かれるかもしれないという不安が生まれやすい。
・人が多く集まるので事件、事故、犯罪が発生しやすい。
3.環境の問題
・交通量が多いと排気ガスの心配もあります。洗濯物を外に干しにくい場合もありますので注意が必要です。
・営業が多い。チラシのポスティングが多い。
・ごみが落ちている。ポイ捨てが多い。
・自家用車を購入した際、駐車場が探しにくい。
・家の前を不法駐輪する人がいる。
音の問題は、車両が最新化するにつれ、電車の音も響きにくくなってきました。
人の騒ぐ声や交通量などの環境面、防犯面の問題も駅周辺の発展状況によって大きく変わってきます。
3.まとめ
注意点をいくつか並べて恐怖をあおってしまった感がありますが、私は、通勤・通学に電車を利用される方に対しては、駅近くの物件を優先的におすすめしています。
商業施設やスーパー・コンビニなどの集中度合いは駅周辺が圧倒的ですので、やっぱりその利便性を享受してもらうのが一番だと思います。
注意点として挙げた部分は、物件としてどのように回避できるのか(例えば防犯面ではオートロックやTVインターホン付物件を選ぶなど)を考えてお部屋選びをするのがよろしかろうと考えています。
賃貸関係、一人暮らしのことなど、気になること、知りたいことがありましたらコメントへお気軽にどうぞ♪
賃貸契約時の初期費用とその抑え方
突然ですが、私はハプニングが起こる旅番組が大好きです。
徳さんの路線バスで寄り道の旅も好きですが、蛭子さんの破滅的な行動で次の展開が読めないローカル路線バス乗り継ぎの旅も好きです。
何が言いたいかと言うと、痛々しい程の明るい笑顔を振りまいた太川陽介さんの記者会見の記事に、「路線バス不倫」って表題がついていて、なんか・・・違うって。
・・・今日のお題は、初期費用についてです。
新しいお部屋に住むまでには何かとお金がかかります。
気になるのは「家賃」や「管理費・共益費」かと思いますが、他にもわんさかと色々な名目でお金をむしり取ら・・・かかります。
少しでも費用を抑えて新居で生活するためにはどんなことができるのか。
初期費用には何があるのかとその抑え方をまとめてみました。
〇目次〇
1.新居を契約するのに必要な費用
2.新居で生活するまでに必要な費用
3.初期費用の抑え方
4.まとめ
1.新居を契約するのに必要な費用
初期費用は月額家賃の5~6倍くらいかかると言われています。
月額5万円の家賃であれば、25万円~30万円くらいです。
具体的に見ていくと、賃貸住宅の契約に当たっては、ざっと次のような名目で費用がかかります。(必ずしもすべて発生するわけではありませんよ。)
・敷金 ・・・預け金。退去時原状回復、未納賃料に充当後、残りを返金。
・礼金 ・・・大家さんへ支払う一時金。払ったら返ってきません。
・保証金 ・・・関西他地域で発生。敷金の代わりで預け金。
・日割り家賃・・・月の途中から入居する場合の家賃。発生有無は契約による。
・前家賃 ・・・賃貸物件は基本、家賃を先払いします。
・仲介手数料・・・お部屋を探した不動産屋の手数料になります。
・火災保険(家財保険)・・・火事でお部屋を損傷した場合の補償の掛け金。
・保証会社利用料・・・家賃等の滞納などのリスクを補償する保険の掛け金
・鍵交換費用・・・お部屋の鍵の交換代金。
敷金、礼金は1か月~2か月分が相場です。
鍵交換費用はそもそも借主が払うのか?って思われるかもしれません。
国土交通省が出しているガイドラインでは、「賃貸人が負担することが妥当」とされていますが特約が認められています。
入居条件には鍵交換費用を借主負担としていることが多いので、特約を結ぶことにより皆さん(借主側)が支払っているのです。
仲介手数料は必ずしも1か月分とは限りません。
しかし、家賃+消費税以上の金額を支払うことはありません。
保証会社利用料は保証人を立てれば不要の場合もありますが、現在は、保証人よりも保証会社の利用が条件のお部屋が多くなっています。
この他にも、入居時にルームクリーニング費用、殺菌・消毒費用、安心サポート(水漏れ等の対応)費用など、契約するお部屋によっては様々な初期費用がかかります。
さらに具体的に金額を入れてみましょう。
例えば、家賃7万円(敷/礼1か月)のお部屋に月の途中(15日間入居)から入居する場合
敷金 70,000円
礼金 70,000円
日割り家賃 33,870円 (31日計算で)
前家賃 70,000円
仲介手数料 75,600円 (借主から100%受領する場合)
火災保険 15,000円 (概算です。保険種類によって異なります。)
保証会社費用35,000円 (参考額です。家賃50%の契約種類です。)
鍵交換費用 16,200円
計 385.670円(税込)
前家賃とは、次月の家賃のことです。
物件にもよりますが、家賃は原則翌月分を支払うことが多いです。
12月に支払う家賃は1月分(翌月分)を支払うのです。
ざっとの計算ですが、月額家賃の5倍以上となりました。
この他にも「安心〇〇サポート」とか、「〇〇倶楽部」とか、よくわからない名目で費用を請求される場合があります。
2.新居で生活するまでに必要な費用
賃貸借契約以外に関する部分でもお金がかかります。
忘れてはいけないのは、「引っ越し費用」。
引っ越し費用の相場は季節や業者によって異なります。
3月などの異動、進学時期は引っ越しする人が多いこともあり、費用は高くなる傾向にあります。
余談ですが、私は3月末に急遽仕事の都合で引っ越しが決まり、引越社がまったくみつからないという状況を食らったことがあります。
聞いたことのない引っ越し業者が、深夜なら可能と言われ、夜逃げのような引っ越しを経験しました。
ちなみに、旧家を夜の11時出発、新家を午前3時に到着という引っ越しです。
・・・余談が長くなりましたが、単身者で荷物少な目オフシーズンでも引っ越し費用は4万~6万円程で検討しておいた方がよいと思います。
お引っ越しは、絶対に数社に見積もりを作成してもらい、条件や金額で比較検討することをおすすめします。
とはいえ、断るのって勇気がいるんですよね。。。
契約時費用 385.670円
引越代金 50,000円
計 435,670円
更には、生活備品類を購入する必要があります。
冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、テレビ、テーブル、イス、ベッド、その他諸々。。。(下記、生活備品類の金額は概算です。)
引越代含む計 435,670円
冷蔵庫 18,000円(価格comで20L以下の安いもの)
電子レンジ 6,000円(機能の少ない安いもの)
洗濯機 20,000円(売れ筋の簡易乾燥機付き)
テレビ 15,000円(単身用で売れ筋の16インチ)
テーブル 7,000円(ローテーブル)
ベッド 18,000円(マットレス含む シングル)
その他諸々 30,000円(食器、洗剤、生活消耗品類をざっと)
合計 549,670円
まともに買うと結構かかりますね。。。Σ(・□・;)
最近は、某ネット通販を使えば、もっと安く抑えることもできます。
あくまでも参考金額として考えてください。
3.初期費用の抑え方
本題です。
生活備品類は家電量販店や激安スーパーなど安く抑える方法がありますが、契約時の初期費用も契約条件によって、安く抑えることも可能です。
・敷金、礼金に注目する
契約時の初期費用の計算の際に、かなりの割合を占めた敷金・礼金。
物件によっては、礼金が0円であったり、敷金が0円であったり、敷金・礼金ともに0円だったりする物件もあります。
敷金は、原状回復費用を差し引いて、残金が返金される可能性もありますので少し状況が異なりますが、一時金である礼金が0円という物件は、純粋に初期費用を抑えることができると考えてよいでしょう。
最近は借り手優位が続いています。
不動産屋の繁忙期以外にお部屋探しをする場合、特に4月以降は礼金を下げる交渉をしてみても良いと思います。
・フリーレント物件を探す
フリーレントとは入居してから1か月~2か月程度の家賃を無料にすることです。元々は商業ビルのテナント入居に見られたシステムです。
このような物件であれば、初期費用である、日割り・前家賃分の支払いを抑えることができます。
ただし、短期解約をする場合は、違約金としてフリーレントとして割り引いた家賃分を貸主側に支払わなければならないことが多いので注意が必要です。
・仲介手数料に注目する
仲介手数料は不動産屋さんのサービスに対する対価となります。
月額賃料の50%としている会社もありますし、時期によってはセールス期間を設けて仲介手数料無料とする会社もあります。
・家具、家電付きの物件を探す
引っ越し後の生活備品類の出費もかなりの費用となりました。
お部屋の中には、TV、テーブル・イス、ガスコンロなど、お部屋に備え付けの物件もあります。
家具・家電付きのお部屋にすれば、これらの費用を圧縮することができます。
特に単身赴任の社会人の方々にとっては、引っ越しの都度家電製品を購入するよりも、家具家電付きのお部屋を見つけた方が、明らかにコストを下げられたりします。
他人が使ったものは使えないという方は別ですが。
4.まとめ
初期費用を抑えて入居を促すシステムを採用している物件は以外に多いんです。
条件をしっかり確認し、不動産屋さんに初期費用いくらまでなら引っ越してもいいんだけど~みたいに目安を伝えると、その条件に見合った物件を提示してくれるので、話が早く進んだりしますよ。
少しでも安くお引っ越しができるといいですね。
賃貸ではプロパンガスより都市ガスを選ぶべき!
今回は月々の出費にかかわる話、ガスのお話です。
ガスは供給方法によって、都市ガスとLPガス(プロパンガス)に分かれます。
毎月の出費にかかわる重要な条件ですが、初めて一人暮らしをされる方にとってはピンとこない部分だと思います。
私のように家計を任せきりの場合もしかり。。。*1ヒエッ
1か月のガス代はLPガス(プロパンガス)の場合、都市ガスに比べて約1.5倍~2倍くらいの差がでることもあり、都市ガスを選んだ方が絶対良いのですが、都市ガスとプロパンガスのそもそもの違いも含めて今回はご説明いたします。
〇目次〇
1.都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違いとは
2.ではLPガス(プロパンガス)のメリットって?
3.LPガス(プロパンガス)の使用料が高くなるわけ
1.都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違いとは
まず、基本的な都市ガスとLPガス(プロパンガス)の違いを抑えておきましょう。
①供給方法が異なる
都市ガスとプロパンガスの大きな違いは供給方法にあります。
都市ガスは道路の下にあるガス管からガスを各戸に供給します。
対して、LPガスはガスの入ったボンベを事業者が各戸に配備して供給します。
家の脇に大きなボンベが立っているのを見たことはないでしょうか。
ガス管が敷設されていない地域は、必然的にLPガスを使用することになります。
注意が必要なのは、ガスコンロを購入する場合、それぞれのガスに合ったコンロを購入する必要があることです。
都市ガス用とプロパンガス用は異なりますので、家電量販店などで購入する際には、借りるお部屋のガスの仕様をしっかり確認しておかなければなりません。
〇ガスの性質が異なる
都市ガスは、メタンという成分で構成される天然ガスを主原料としています。
有害な一酸化炭素が含まれておらず、空気より軽いので、漏れると部屋の上部にたまります。
対して、LPガスは液化石油ガスと言い、プロパンやブタンなどの液化しやすいガスの総称です。
(主成分がプロパンの場合、プロパンガスといい、ブタンの場合はブタンガスといいます。)
空気より重く、漏れると底部にたまります。
どちらのガスでもお湯はしっかり沸きます(*´ω`)ヒトアンシン
ガスの炎や使用感でLPガス(プロパンガス)と都市ガスの違いが判別できる方は、関係者以外いないと思います。
ちなみに、火力は都市ガスに比べてLPガス(プロパンガス)の方が強いです。
成分が異なるため、燃焼カロリー(標準熱量)が異なります。
都市ガスのカロリーは10.750kcal/㎥と言われるのに対し、LPガス(プロパンガス)の熱量は24,000kcal/㎥で、都市ガスの2倍以上あります。
火力が必要な飲食店などではLPガス(プロパンガス)が利用されているのはこのためです。
一般家庭では強力な火力など必要ないでしょうし、ましてや一人暮らしであれば、なおさらLPガス(プロパンガス)である必要はありません(-_-)
2.ではLPガスのメリットって?
LPガス(プロパンガス)の悪口ばかりになってしまいそうですので、プロパンガスのメリットも一つ。
それは「災害時の復旧が早い」ことです。
地中に敷設しているガス管が災害時に破損してしまうと、その地域一体に大きな影響を与えてしまいます。
復旧するには地中に埋まっている破損したガス管を修理するしかなく、掘り返すのに時間がかかるに加え、配管を修理した後も周囲の配管に影響がないか安全確認を行う必要があります。
このため、都市ガスは災害時の復旧がどうしても遅れる傾向にあります。
逆に、LPガスの場合は、前述のように事業者がボンベを各戸配備しています。
事業者が各戸の影響を点検して問題がなければ、即、ガスを利用できるようになるため、都市ガスに比べてはるかに復旧が早くなる傾向にあります。
東日本大震災や阪神淡路大震災などの大規模災害時にも、全面復旧にはLPガス⇒都市ガス⇒電気・水道の順に復旧したとの調査報告もあります。
とはいえ、賃貸生活を考えるうえで、大規模災害を念頭に置く必要はないと思います。
おそらく、災害発生時、同じ賃貸住宅に戻ってこれる可能性は低く、別の地域への引っ越しなどを検討することになろうかと思います。
こういった理由からも、賃貸住宅での生活では、LPガス(プロパンガス)である必要性は低いと考えています。
3.LPガス(プロパンガス)の使用料が高くなるわけ
前述していますが、LPガス(プロパンガス)は、ガス供給事業者がボンベを戸別に配備することにより使用できています。
定期的なボンベの交換や点検費用など、都市ガスに比べて人的な作業が多く、人件費がどうしてもかかります。
料金の扱いも異なっていて、都市ガスは公共料金の扱いなのに対し、LPガス(プロパンガス)は自由料金です。
公共料金というのは、値上げするのに政府・地方公共団体への許可が必要なため、おいそれと料金を上げることができませんし、設定できません。
対して、LPガス(プロパンガス)は、自由料金ですので、ガス供給事業者が個別に料金を設定し、値上げも自由に決めることができるのです。
地域によっては都市ガスが整備されていないこともあり、その場合はLPガス(プロパンガス)を選択せざるを得ませんが、ある程度地域を広げてお部屋探しをできるのであれば、できる限り都市ガスを条件にしておいた方が良いでしょう。
月々の出費が数千円違えば、共益費分違うことになります。
家賃などに比べてはっきりと金額が明示されないので、見えにくい部分ではありますが、月々の出費をできる限り抑えたい方は、注意したい条件です。
*1:+_+
一人暮らしでもお風呂とトイレは別々がいいと思うのです。
お風呂とトイレを一緒にするか別々にするかは、学生さんのお部屋探しではとても悩みどころではないでしょうか。。。
バス・トイレ別が良くても、希望の家賃を満たすような物件は人気が高いので、出回っている物件数が少ないんですよね。。。
お風呂があまり好きではなく、シャワーで十分ですっ!( ー`дー´)キリッ という方を除き、どうしようか悩んでいらっしゃる方に対しては、「対象地域を広げてでも、根気強くバス・トイレ別の良い物件を探しましょう!」と、私はお伝えしています。
上の写真はよく見られる3点ユニットバスです。
3点というのは、浴室、トイレ、洗面台のことです。
また、ユニットバスとは「トイレと浴室が一緒のお風呂」と思ってらっしゃる方も多いですが、微妙に違います。
正しくは、「浴室の壁、床、天井など材料をセットで工場で作っておき、実際に使用する物件で組み立てて完成させる浴室」のことをさします。
それはさておき、バス・トイレが一緒の場合は、次のような状態になることを理解しておく必要があります。
①体は浴槽で洗う
体を洗うスペースは浴槽しかありません。
髪や体を洗った後に湯船に浸かりたい場合、泡だらけの湯に浸からなければなりません。
②誰かを呼んだ時お風呂を使っているとトイレが利用できない
単身用のお部屋でも、誰かを家に呼ぶことはあるでしょう。その時には、上述のように、我慢してもらう必要があります。
③お風呂利用後はトイレも含め全体に湿気が充満する。
ユニットバスの場合は換気窓がない場合がよくあり、全体に湿気が充満するとカビの原因にもなります。
トイレ、洗面台の下などカビが生えないように気にしておく必要があります。
日常生活を快適に過ごせるかどうかはお部屋探しの重要な要素です。
1日の疲れをお風呂で癒すことは何にも替えがたい幸せだと、(私は)思っています。
部活やサークルで体を動かすことが多い方はやっぱりゆっくりお風呂に入れた方が良いですよ。
個人の体験談ですけどね(*´ω`)
一人暮らしに浴室乾燥機は不要?いやあるに越したことはない!
最近の賃貸物件によく見かける浴室乾燥機。ニーズも高まっているとの情報もありますが、洗濯物が比較的少ない一人暮らしでの生活の場合、家賃が高くなっても必要か悩む方もいらっしゃるのでは。
浴室乾燥機は洗濯物を乾燥させることだけが目的ではありません。
花粉症や鼻炎持ちの方はもちろん、お風呂を清潔に保ちたいとお考えを持っている方には、個人的には浴室乾燥機が設置されているお部屋をおすすめしています。
〇目次
1.そもそも浴室乾燥機とは
2.浴室乾燥機のメリット
3.気になる浴室乾燥機のコスト
4.まとめ
1.そもそも浴室乾燥機とは
そもそも浴室乾燥機は、浴室を換気するための設備です。
入浴後の浴室を素早く乾燥させ、黒カビなどの発生を抑えるという重要な役割があります。
これに、入浴前にお風呂を暖める「暖房」機能と衣類を乾燥させる「乾燥」機能を併せ持たせた設備、これが主流の「浴室乾燥機(浴室暖房乾燥機)」なのです。
衣類の乾燥は、熱源(電気またはガス)を利用して温風で衣類の湿気を蒸発させ、換気能力により屋外に排出することで衣類を乾燥させるという仕組みによります。
2.浴室乾燥機のメリット
①浴室のカビや結露の発生を抑える
お部屋の間取り上、お風呂に窓をつけることができない物件もあります。
その場合、浴室備え付けの換気扇で強制的に換気するのですが、換気にはもちろん時間がかかりますし、「換気扇が定期的に清掃されていない」、「お風呂のお湯を残している」など換気能力の低下や多湿の状況が続くなどの理由でどうしてもカビが発生してしまいます。
湿度の高さはカビ発生の第1の要因ですので、浴室乾燥機は常に快適な浴室を保つという意味で、とても便利な設備です。
②洗濯する日を気にしなくてよい
梅雨の時期や、花粉症、ぜんそく、気管支炎などで苦しんでおられる方は、天気予報などを気にしながら洗濯を行っていると思います。
しかし、洗濯物がたまってしまえば否応なしに部屋干しという選択肢にならざるをえないでしょう。
季節や部屋の状況で湿度は変化しますので、部屋干しすると、完全に乾燥しきらない場合がよくあります。
このような湿度が高く洗濯物が乾ききらないことがあるのを考えると、浴室乾燥機によって浴室に乾燥室としての機能を持たせることは、天候を気にする必要がなくなりますので助かりますね。
③その他にも
・天日干しのような洋服の日焼けがなく、色落ちしにくい
・ワイシャツなど生地が傷みにくく、しわになりにくい
・バルコニーに干しにくい下着など気にしなくてよい
乾燥機付きの洗濯機が今や主流となっていますが、Tシャツなどを乾燥機で乾燥させるとどうしてもしわくちゃになってしまいます。
また、女性にとっては洗濯・乾燥は気になるポイントではないでしょうか。
3.気になる浴室乾燥機のコスト
気になるのは使用した場合のコストですが、使いっぱなしにしなければ、それほど電気料金を圧迫するというものではありません。
まず、浴室乾燥機には電気式とガス式があります。
設備の種類にもよりますが、一般的にはガス式の方が立ち上がりが早く、暖房も乾燥も早いといわれています。
1℃暖めるランニングコストはガス式の方が電気式に比べ1/3程度です。
賃貸物件では設置済みのものを利用することになりますが、ランニングコストの高いと言われる電気式のものでも、乾燥「強」約150分の利用で消費電力約2.7kwh程度。
料金にして約70円程度です(諸条件は割愛いたします。利用は一例)。
4.まとめ
洗濯物を乾燥させるというメリットだけが情報として先行している感がありますが、実はお風呂場の乾燥という目的も重要な目的である浴室乾燥機。
入浴の際にお風呂場の汚れを気にする方、何らかのアレルギーをお持ちの方は、浴室乾燥機を効果的に利用すれば、快適な日常生活を送ることができるでしょう。
忙しくて、洗濯を天気に左右されたくない方にとってもメリットがありますので、必要性の判断は、ご自身の生活スタイルを振り返っていただくのが良いでしょう。