賃貸でセキュリティを考えるならまずTV付インターホン?!
玄関のチャイムが鳴った時、誰が来たのか不安になりませんか?宅配かと思い玄関を開けてみると飛び込みの訪問営業 ( ゚Д゚)
せめて誰が来たか事前に分かれば、居留守でも使えるものを。。。と、こんな時に便利なのがTV付インターホンです。
TV付インターホンは、ただ事前に訪問者の姿がわかるだけではなく、他にも防犯対策としての効果があるんです。
〇目次
1.TV付インターホンの今
2.空き巣への対策
3.インターホンのその先
1.TV付インターホンの今
最近の賃貸アパートでも、TV付インターホンが備え付けられている所は多くなりました。
やはり通話のみのインターホンでは、実際に応答するまで誰が玄関にいるのかわかりませんし、応答したら家の中にいることがわかってしまうので、結局やり取りをせざるを得ません。
そんな理由からか、全国賃貸住宅新聞が毎年行っているアンケートのうち「この設備がなければ入居が決まらない設備ランキング2016」(全国238社の仲介・管理会社が回答)では、このTV付インターホンが単身向け物件の1位となっており、多くの方が重要視しているのは間違いないようです。
2.空き巣への対策
では、TV付インターホンの効果は事前に相手を判断する以外にどのような効果があるのでしょうか。
下のグラフは(財)都市防犯研究センターの調査結果です。
侵入者が留守を見抜く方法として最も取られる方法が「玄関のチャイムを鳴らすこと」なんだそうです。
TV付インターホンは録画機能を備えているものが多く、侵入者はインターホンを押すことで自分の姿が録画されてしまうことに強く警戒します。
しかも、最近の機能の中には、センサーカメラと連動して、玄関に近づいただけで監視・録画できるものもあります。
録画したデータはSDカードに保存でき、何かあった場合の証拠としてしっかり残しておくことができます。
このようにTV付インターホンがより高性能化している現状では、TV付インターホンが建物に取り付けられているだけで、最初から侵入者が近づかなくなるという強力な抑止効果が生まれることになるのです。
3.インターホンのその先
TV付インターホンの最新機種にはスマートフォンと連動する物も多く見られます。
来客をスマートフォンに知らせたり、宅内の警報をスマートフォンに通知したりします。
さらには、スマートフォンとインターホンがつながり、外出先から宅配業者と連絡が取れたりする製品もあります。
IoT(モノのインターネット)が広がれば、家の中の様々な物がインターネットを介して繋がることができますので、まったく想定しない方向にインターホンも発達していくかもしれません。
賃貸住宅でも近い将来こういったサービスが当たり前になるかもしれませんね。
主にマンションタイプの物件に取り付けられていることが多いオートロック。
それに比べ、TV付インターホンは取付費用も安価で済むので、普通の賃貸アパートでも取り付けられていることが多いです。
コストと防犯の両立を考えたい方は、個人的な見解ですが、オートロックの有無よりもTV付インターホンの有無を重視したお部屋探しを心掛けた方が良いと思います。